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TASUCモデルへ!〜IBRからCBRモデルのその先へ【たすく代表のブログ】

   地下鉄東西線の早稲田駅の看板に「たすく 〜専門家集団」とありますが、 「何の専門家なんだよ?」ってツッコミが入ります。  そういえば、専門家って、スタッフは気持ち悪いくらいライセンスをもっているけど、教師や心理師、作業療法士などの専門職のことなんですかね?  違うでしょ、たぶん。  じゃあ、 発達障害の学習支援、療育、教育、支援の専門家集団かな、これも違う。    言葉にして考えてみると、たぶん「TASUCモデルへの移行」です。   (以下、ちょっと難しく語ってみますと・・・)  以前、国立特別支援教育総合研究所の主任研究員であった頃(15年前)に、研究チームで作成した「自閉スペクトラム症のある子どものための7つのキーポイント」等の研究成果に基づく療育支援プログラムの普及を初期の設立目的として「たすく」を創業しました。主に「障害理解のためのアセスメント」や「学習支援」を行って、半構造化場面でいわゆる学習塾をコツコツとやりました。 その結果、  臨床データの蓄積による教育プログラムの完成がなり、設立4年目から「特別支援学校への技術提供」に進出しようと、東京都や神奈川県を中心にコンサルタントを派遣して「学校コンサルティング」を事業化し、療育教室の展開と合わせて事業の柱がもう一つできました。   現在は、  高校卒業後の、いわゆる「モラトリアムとしての大学4年間」が保証されない現状を問題視して、「このままでは療育や教育で蓄積してきた能力が、地域社会生活とマッチングさせる機会が与えられないまま低く評価されてしまい不公平である。」として、TRYFULL(トライフル)のブランド名で三本目の新規事業の確立に挑んでいます。   評判としては、  6時間以上かけて、家族の人や学校の先生などが一堂に会して行う個別アセスメントに定評があり、「全ては子ども理解から」の信条が好き、っていう利用者が述べ受検者として1000名を突破しそうです。 10年目からは、TASUC™モデル<専門性が高くてどんな相談にも応じることができながら,研究成果を広く公開して、地域全体の凸凹のある子どもたちを支援する意思のある人たちを巻き込んで、地域全体で子どもたちが幸せに暮らせるモデル>を築いています。    長年の目標であるTASUCモデルは、鎌倉、横浜、東京

凸凹な子どもたちが精一杯がんばれるように!【たすく代表のブログ】

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 凸凹な発達で不便なのは、「なんでできないの?」って自分で考え込んでしまうことです。(専門家は「自己不全感」と呼ぶ)  当然、できないことを本人が自覚して、その改善策を見つけるっていうプロセスがあるんだけど、そんなのできないことも多い(僕もそうだった)。  感覚処理の問題でも聴覚過敏なんかは精神的に病むほど大問題だし、不器用の問題でも感覚統合がままならないと信じられないくらいずっこけたりして恥ずかしい。  痛覚の問題があると自分が痛すぎたり痛くなかったり訳が分からないし、モノトラックだと変わり者扱いされるから時代を恨みますね。(ゆとり世代は特に)  僕ら、それを生業にしている者は、発見して、気づかせて、その改善策を与えて、一緒になって軌道修正して、本人が望むならずっと付き合う。  そのためなら努力できるって気がついたとき、自分が少しは生きていて良いんだと思ったのが26歳。遅いな。