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本人たちが、その症状を自覚して、前向きに取り組むために!

確か設立から100年以上の歴史がある日本精神神経学会で, 障害のつく病名の多くを「症」に統一しようということにしたと発表されました。 DSM改定の影響でしょう。 今年は,パシフィコ横浜で学会があると,親しい医者から聞いています。
自閉性障害は,自閉スペクトラム症 学習障害は,限局性学習症 注意欠陥・多動性障害は,注意欠陥・多動症
障害が,悪者にされて,症が,柔らかい感じがするのか?というご意見もあるとか。 でもそうなんだろうなあ,とも思います。
アルコール依存症が,アルコール使用障害,ってなるところは, 分かりやすい工夫がされていると思いませんか。
みんなに知ってもらうのが,主な病名変更の趣旨ではありませんね。
本人たちが,その症状を自覚して,前向きに改善に取り組むための 呼称になるように,みんなでこの病名変更を前向きに捉え, しっかり育てていきたいですね。
2014,5,30 齊藤宇開

豊橋教室 記念写真

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70人も参加者がいて,良かったな〜って,スナップ写真を撮りました。
正面を向いている少年がいます。

















もう,この写真だけで,新幹線の中で涙が出ました。 寝たふりして誤魔化しましたが。 キリリと正面を向いて,凜としています。 スタッフのみんな,泣けるだろ。
彼に初めて会った時のことを考えたりして, 私たちのしたいことは,きっとこういうことなんじゃないかと。
国立教室,雪の下教室,横須賀林教室,3つの教室で, メンバーのお母さんが,スタッフの一員として加わりました。 協働するっていうことを,これからも実現していこう。 豊橋もこのご家族が支えです。

2014,5,24 齊藤宇開

めちゃめちゃこだわっている「アセスメント」って何だ?

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保護者の方に,この教育支援員が行うアセスメントに,参加して頂くために, 内容や方法について,お伝えしています。 実際に今までの取り組みでは, こんなにじっくりとアセスメントを受けたことがなかった」

















「子どものことを担任の先生と共有できて良かった」 「先生と二人きりで話す機会ができて良かった」 という,たすくの考える「アセスメント」について ご理解頂いた上で,受検されるのが最も効果的だと実感しているところです。

今日の午前中は,品川区の港特別支援学校のPTAの方々に向けた講演会でした。 東京都の教育支援員として, 今年度は6校の知的障害特別支援学校と契約しています。そこでも 強調したことは,関係者がコミュニケーションを促進して, お子さんのために支援の輪を広げていくという主張です。
アセスメント,その後の協議,できあがった個別の支援計画などは, ご家族,先生,支援者らが, ご本人を取り囲んで,様々な支援体制を築いて行かれるような, コミュニケーションの手段なんじゃないか と,考えているわけです。
こんな考えで,いかがでしょうか?

2011年に書いたコラムを改めて,載せてみます。 http://tasuc.com/gakureiki/pg213.html
たすくの考える「アセスメント」 私たちは,日常のお子さんを観察した場合, 不適応を起こしてしまっている場面に強い印象をもってしまいがちです。 本人が最も困っている不適応行動は,先行刺激操作(予防的対応)や 後続刺激操作(事後的対応)だけではなく, 適応行動(行動レパートリー)を増やす「建設的対応」が最も大切です。 ペットボトルの蓋が開けられない時,自分自身で開けるという行動レパートリーだけではなく, 「誰かに頼んだり」,「道具を使って開ける」などの行動レパートリーがあれば 不適応行動は避けられる確率が高くなります。

そこで,たすくのアセスメントでは, 計画的に用意された環境(インテーク)に基づいた場面を用意して, 「ピークの力」を,掴むことで, 環境(物的・人的)を最善のものに近づけていくことを目的に構成された ダイナミック・アセスメントです。
その場で,様々な教材や,プロンプトを試すことで, できる限り,般化が可能になるようにします。
発達障がいのある人は,概ね30才までは, 山あり谷あり,行動が変化し続け,私たちはその対応に追わ…

カウンセリングは無意識を意識化すること

ちょっと今日は,自分のことを書きます。
新規の教室を作ったり,新しい人を雇用すると,
思ったより入会者が直ぐに増えなかったり,
期待した人が直ぐに辞めてしまったりすることがあります。
(実際は,こういうケースがほとんど・・)

特にやばいのは,今日のように,ストレスが溜まったから早く寝よう!っと,
少しだけ早く寝た場合で,夢が起因して泣いたり,怒ったりして起きることがあることです。

脳は不思議ですね。
夢の中で自分の不安を全て立派な映画に変えることができます。
今夜は,療育のプログラムを導入しようという,どこかの地域の自治会で,
僕たちが来賓に近いかたちで招待されているんですが,
話し合いを進めていくうちに,実は「たすくだけは嫌だ」という人たちが
次から次へと出てくる夢でした。
中には,以前,たすくに通われていて,辞められた方の「嫌な理由」もありますし,
夢の中で創作した人物の,しかしかなりリアルな「嫌な理由」もありました。
嫌だという意見は,本当にリアルでしたが,
考えてみれば,常日頃から僕が感じていたり,スタッフにワーワー言っている内容でした。
特に,
・お子さんに対する療育のパフォーマンスが,完璧に一定しないのは,療育事業者として不完全である。
・一連の事業のうち,サマースクールなど「ここは保護者との連携」などど銘打った事業に際し,
 普段の療育では起きにくい不適切な状態にお子さんがなってしまっていたことへのご指摘を受ける。
・実は,顧客にも潜在的に不満をお持ちの方が大勢いて,いざという時に一斉に辞めてしまう,又は協力を拒まれてしまう。

以上,僕の不安の強さを露呈する内容になりましたが・・。

夢は,こんなふうに意識化すると,向き合えるのかもしれません。
弊社では,社内Twitterや,朝の打ち合わせの際に,Good&Newなどの簡単なワークも毎日行って,
共有することも心掛けています。

2014,5,15 齊藤宇開

保護者研修会 一日目

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本日は,保護者研修会の初日でした。
うーん,分かりにくい説明だったかな〜。 月曜日の学習会と差別化を図らなければならないので, あれこれ悩みながら,エイ!と出してみましたが・・。

















たくさんの方が,来てくれて嬉しかったです。 とにかく,事例研までは,進み,皆で協議まではたどり着きました。
来週17日(土)は国立教室で開催します。
 2014,05,10 齊藤宇開

「トライフルの事業化に寄せて」やりたい仕事に就かせてあげたい

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昨日、鎌倉雪ノ下にて、今年度より事業化するトライフルの内覧会を行いました。
創業の地に、たくさんのたすくファミリーが集まってくださいました。


設置の目的 〜やりたい仕事に就かせてあげたい 〈図1〉
 本事業は、一貫性と継続性のある支援体制を構築するために基幹となる取り組みである。
名称は、Try(努力する、やってみる)、Full(いっぱいの、あふれるほどの)で、"トライフル"。
これまでどおり、「生涯にわたって学ぶ環境を十分に整備することで人は向上する、また我々はその環境を求めている」という信念の下、療育(たすく)、地域の基地(シーベース)に続く、第三の「やりたい仕事に就く(トライフル)」として出航する。
なお、「安全安心に暮らす」については、トライフルとの関連が大きく、現在、鎌倉地区2箇所、国立地区1箇所で試行し始めたところである。
たすくの用意する事業が少しでも多くの人たちの豊かな生活に結びつくよう、これからも皆で努力を重ねていく。


運営の方法 〜やりたい仕事に就かせるために 〈表1〉
(1) 高校生(プレ中学生)以上を対象にした生涯学習の場を設置(当面は放課後等児童デイ)
  2014年内に本格稼働、逗子、大船、港南台を候補地として挙げ、男親の参加も促進する。
(2) 事務サービス•スキル•ライセンス資格試験を実行
  2014年内に2回のライセンス取得試験を行い、合格者には認定証を授与する。
(3) 複数企業(3選択以上)との実習契約を締結
  2015年3月まで、大企業を対象に実習先を確保する。
(4) 事務サービスに続く、飲食・接客、清掃等のライセンス資格を整備
  2015年内に稼働、鎌倉煎餅(巣鴨の姿焼き)など、かまくら推奨品に登録する。
(5) ライセンス資格の一般社団法人化の後、専門学校設置に向けた活動を開始
  2016年末に計画を終え、2017年度より専門学校を念頭にした事業を本格実施する。




















2014,5,4 齊藤宇開

土曜日 発達障害の研修会 講師:齊藤宇開

今年度から, 保護者向け研修会を,土曜日の15:30から行います!
会場は, 神奈川県鎌倉市,東京都国立市,愛知県豊橋市,の3会場です。 <鎌倉会場>5月10日(土) 鎌倉商工会議所  <国立会場>5月17日(土) コミュニティスペース旭通
<時間>第一部15:30〜17:00レクチャー    第二部17:00〜18:30事例検討

<豊橋会場>5月24日(土) ココニコ  *5月24日土曜日の豊橋会場のみ13:00から
目的  発達障害のある人の一貫性と継続性のある支援体制を構築するため, まずは本人とその家族を理解することからはじめよう。  次に,周囲に障害のことをどうやって知らせるかを検討しよう。


目的)本人/家族の理解(障害を理解し改善策を提案する)
     +理解啓発/社会運動(障害を周囲に知らせる)


<研修会の進め方> 1.理解のための輪読会(難解な論文も読み込む)  ・各所スタッフが、指定の文献を用意し,頒布する(できる限り1割引で購入すること)  ・まとめについてノートテイクし,学習会のブログに簡単にアップする
2.研修内容 以下↓ <20回分程度のネタを用意しています>
『一学期 ~創る人たちとの土台づくり』  ①チームでアプローチ!   ~将来に役立つ会議の技法 アイスブレイク,事例検討,ファシリテーションの数々~   研究所の研究紀要より,インシデントプロセス法とは(福祉協会資料より)  ②社会への理解啓発に向けて ~バリアフリーは,なぜ浸透したか?~   だからこそ,機能的な目標が重要である。自己紹介の絵本を作ろう!   消防(埼玉県),理解啓発ビデオ,コミュニケーションブックの本(ジアース)を参考に  ③アセスメントとは?   診たいところを診る,調べたいところを調べる? だったら,共有の場にしたら?   たすくのアセスメントの紹介をとおして インテークの方法の本  ④療育の場に,なぜ保護者に同席してもらうのか?~保護者の心理とストレングスアプローチ   心理の基本と,教材マスターの集いMAXの記録集をとおして 知的障害者の心理(福祉協会)にある
『二学期,三学期 ~創る人たちとの引き出しづくり』  ⑤脳科学と発達障がい~たすくアセスメント協議資料をとおして   14.知能と脳の成熟プロセスまで 脳のすべ…

発達障害 まずはご本人のことを理解する。DSM-5に関する“私見” 〜ICD11の登場まで,模様眺めか?〜齊藤宇開

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要旨)弊社は新しいスタッフを迎えた。 今回は,海外の動向として,自閉症スペクトラム障害の導入について述べる。 今後もグローバル化への対応をするよう日々の研鑽に努めたい。

本文)台湾の台北市にある自閉症基金会の本部を訪問した際には, WHOのICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)を中核とした理論が構築され,ICFの普及活動をとおした,中華人民共和国全土への理解啓発活動に取り組む準備が行われていた。
 ICFの使用法としては,大きく分類と構造分析の二つの使用法がある。 我が国では構造分析が多く使用されるが,国際的には分類も同様に使用される。 我が国も障害分類から生活機能分類へと変革したICFを,構造分析ばかりでは無く,生活機能「分類」として活用することが国際化に向けて今後,求められるだろう。


 また,DSM-5(The fifth edition Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders )の影響による今後の動向に注目したい。  DSM-5では,neurodevelopmental disorders(神経発達障害)が創設され,知的障害や自閉症スペクトラム障害だけではなく,注意欠陥多動性障害(ADHD)やチック障害までを含んだ用語として示されている。 同様に自閉症スペクトラム障害の導入は,我が国の「自閉症」に関する医療,保育,教育,福祉等の関連領域に様々な影響を与えるだろう。
 DSM-Ⅳでは,いわゆる三つ組みの障害(対人的相互作用の質的な障害,コミュニケーションの質的な障害,行動,興味,及び活動の限定された反復的で常同的な様式)によって診断されたが,DSM-5では,①様々な文脈における対人コミュニケーションと対人相互作用の持続的障害,②行動,関心,活動の限局的,反復的な様式,という二つに絞られるかたちで定義された。 このことは,自閉症スペクトラム障害が,言語から対人相互作用の問題を重視することや,感覚の入出力の異常や強い関心に焦点を当てるという点で,評価できるだろう。
 自閉症スペクトラム障害の導入は,作成チームが信頼性の高い診断基準を用いようとした結果であるが,一方で,DSM-…