本人たちが、その症状を自覚して、前向きに取り組むために!
確か設立から100年以上の歴史がある日本精神神経学会で, 障害のつく病名の多くを「症」に統一しようということにしたと発表されました。 DSM改定の影響でしょう。 今年は,パシフィコ横浜で学会があると,親しい医者から聞いています。 自閉性障害は,自閉スペクトラム症 学習障害は,限局性学習症 注意欠陥・多動性障害は,注意欠陥・多動症 障害が,悪者にされて,症が,柔らかい感じがするのか?というご意見もあるとか。 でもそうなんだろうなあ,とも思います。 アルコール依存症が,アルコール使用障害,ってなるところは, 分かりやすい工夫がされていると思いませんか。 みんなに知ってもらうのが,主な病名変更の趣旨ではありませんね。 本人たちが,その症状を自覚して,前向きに改善に取り組むための 呼称になるように,みんなでこの病名変更を前向きに捉え, しっかり育てていきたいですね。 2014,5,30 齊藤宇開