たすくは,年に一回のアセスメントをとおして,科学的根拠に基づいた療育を目指しています。


私たちは,日常のお子さんを観察した場合,

不適応を起こしてしまっている場面に強い印象をもってしまいがちです。

本人が最も困っている不適応行動は,

先行刺激操作(予防的対応)や後続刺激操作(事後的対応)だけではなく,
適応行動(行動レパートリー)を増やす「建設的対応」が最も大切です。
ペットボトルの蓋が開けられない時,自分自身で開けるという行動レパートリー
だけではなく,「誰かに頼んだり」,「道具を使って開ける」などの
行動レパートリーがあれば不適応行動は避けられる確率が高くなります。




そこで,たすくのアセスメントでは,

計画的に用意された環境(インテーク)に基づいた場面を用意して,

「ピークの力」を,掴むことで,
環境(物的・人的)を最善のものに近づけていくことを目的に構成された
ダイナミック・アセスメントです。



その場で,様々な教材や,プロンプトを試すことで,

できる限り,般化が可能になるようにします。





発達障がいのある人は,概ね30才までは,

山あり谷あり,行動が変化し続け,私たちはその対応に追われます。

発達が遅滞すると言うことは,その分,長い教育期間と手厚いサポートが必要です。



アセスメントとは,保護者を筆頭にした,私たち支援者の技術力の向上はもちろん,

本人を良く理解することこそが,最終的には,本人の役に立つことに繋がります。



もちろん,一貫性と継続性のある支援体制を構築した上でのアセスメントであることが前提になります。




だからこそ,弊社では、入会面談を実施し,

「長いお付き合い」を,お互いの約束事にして,入会していただいているのです。

この教育に即効性はありません(氷山モデル)。
常に改善,常に実行を繰り返す療育,すなわち「泥臭い」療育を実施するのが,

私たち,たすくグループの姿勢です。

平成25年11月1日 齊藤宇開

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