「夜。俺は独り目覚めている。」作家,中島敦 悟浄歎異より

韓国のデモのまっただ中で,視察研修を終えました。
韓国の人は,政治に熱いなと,みんな感じたと言っています。

視察では,優れた所を紹介して頂くのが常です。それは我が国に外国からお客様が訪問された時も同じです。今回も,素晴らしい所ばかりでした。

トランプ次期大統領になりましたが,オバマ大統領のような感じでは無いことは明確です。「活性化」という意味では好転しそうですが,TPP反対をはじめ,アメリカが内向きになるという戦前を思わせる状況はゾッとします。歴史は繰り返すのでしょうか。

私たちは,大変な戦争を体験した人たちの孫かひ孫であり,私は職業軍人(海軍)の内孫です。様々な体験を祖父にも祖母にも聞かされて育ちました。戦後は復興に大変だったわけですから,孫世代が聞いた祖父,祖母の言葉は,貴重だと思っています。

いずれあの世で,祖父祖母,父など,先に逝った者と再会を果たしたときに,「おう!」と言ってもらうためには,平和を願う日本人の姿を貫けたかどうかにかかっています。

さて,
中島敦という作家をご存じだろうか。明治大正昭和と生きた祖父と同じ世代の作家である。なじみ深い,西遊記を題材にして,いくつかの短編を遺した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/中島敦

この時代の作家たちの思いを,もう一度,思い出すことをお薦めしたい。
時代が何かにているような気さえしてきた。

ただし,一つだけ誓いたいことがある。
内向きにならない努力だ。
一人一人が担うのであろう「使命」を客観的に見つめ直し,
世界平和への貢献という基準をもって,日々をしっかり生きていく。

中島敦の語る,沙悟浄のように,私たちは葛藤しながら,
私は私なりの花を咲かせようと,日々生きていくのだろう。
私は私なりの支援の輪を広げるという使命を胸に,
「夜。おれひとり目覚めている。」中島敦 悟浄歎異より
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/617_14530.html

皆さんと共に,また今日も一日,がんばろう!

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