構造化+建設的スキルの獲得が大切 (事例資料)【たすく代表のブログ】


今回は、構造化に建設的スキルを加えた療育について、お話しします。

構造化(環境調整)が先、+(プラス)建設的なスキル

<ご相談の一例>

事例)Aさん、知的障害を伴うASDのある男児、9歳。

困っている行動)近くにいる子供の髪の毛を引っ張る

        列に並んだりすると、前に並んでいるお子さんの髪の毛を引っ張るようになってしまった。

歴史、きっかけ)水泳教室で、密着して並んでから泳ぎはじめる練習から始まった。

最近は、髪の毛以外にも帽子や肩紐を引っ張る行動も増えた。
先生はその度に「やめなさい」と注意する。強い口調で言うと止める。
今のところ、「やめなさない」と強い口調で注意すれば止めることができる。
その後、一度もやらなくなることもあるし、数分後にはじめることもある。

母親の意見は、「疲れがたまっていたり」「機嫌が悪かったり」するときに多い。
父親の意見は、「並べと強要される」「自分のペースを崩される」ときにに多い。
先生の意見は、「やめなさい」と言えばやめるので、このまましっかり注意し続けたいと思う。

<ご相談に対する回答例>

☝専門家の視点☝
 <入力:perception>の問題
 お子さんが髪の毛を引っ張るのは、距離がつかめないからが一番だと思います。
水泳で並ぶときには、距離感がなかなかつかめず、僕らでも顔に頭が当たったりして嫌ですね。
場面を目撃しないと難しいですが、最初は間違いなく「距離を確かめる」ためです。

まさに、建設的なスキルの獲得が必要です。

ただし、 まず最初に構造化(環境調整)しましょう。

A:先行刺激操作)お友達との距離を離して活動に参加する
・A:列に並ぶときは、先生が前に立って距離感を取らせてから並ぶ
・C:後続刺激操作)髪の毛は引っ張っちゃうので、静かに手をどける、決して叱らない


AとCを整えてたら、B、建設的なスキルの獲得です。

建設的なスキル例)
B:両手にビート板のようなものを持って,相手の背中にさりげなく当てながら並ぶことを教える
・B:両手を前にならえして、肩に手が当たるまで近づけることを教える




北海道の地震が心配です。たすく札幌円山教室も閉室しながら家庭訪問を模索しています。





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