英国自閉症協会等,海外研修の報告2014

発達障害,自閉症(ASD)の支援に関する
イギリスの研修旅行は5年ぶり。前回は6人でしたが,今回は19人です。

前回は20年くらいは,離されていると思いましたが,
10年くらいに縮まったと感じました。

1.ソーシャルワーカーの影響が弱いのが,まだ。
2.絶対的な当事者へのストレングス(強さを信じる)が,まだ。
3.16才以降,カレッジと呼ばれる専門学校を自由に選べる(例えば,3日間をA校,
 残りの2日間をB校,C校)など,資源の拡充と選択肢が,まだまだ。
4.様々なアイディアをふんだんに組み込んだ支援体制が,まだ。
5.ICT化,プロジェクターと電子黒板,ワードなどのクラウドサービス(無料)
 などが,まだまだ。


良かった点
1.たすく(TASUC)が重視する感覚統合に関する視点は,後れを取らなかった。
2.我が国全体を良くしていこうという発想(子どもたちを取り巻く支援環境の充実)は,
 後れを取らなかった。ただし,Web Siteでアセスメントシートを共有するなどICTを
 使った情報共有システムは圧巻・・。



今後の戦略
1.たすく(TASUC)が協働,連携の基点となって,我が国全体の療育機関,教育者,
  支援機関を繋ぐ。
2.感覚の問題(センソリーニーズ)に早期に対応する。
3.幼児期,18才以降の療育,教育環境を充実させる。
4.Web Siteを使った支援計画の拡充によって,書類上の繋がりを作る。
5.ソーシャルワーカーの地位向上を目指す。
6.本人,家族を中心にした充実事例を多く発信し,専門家に家族のストレングス(強さ)
 を知らしめる。
7.この業界への新規参入を斡旋し,選択肢を増やす。











2014,11,7 齊藤宇開 拝

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